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Qt/3Dのインストール

今週末の土曜にQt名古屋勉強会でQt/3Dについて話すこともあり、インストール方法くらいは書いておこうかと思います。
情報としては、公式ドキュメントとほぼ同じです。
対象とする環境は、Windows・VisualStudioとなります。

Qt/3Dは、以前からあったOpenGLまわりをより充実させたもので、最近のOpenGLに合わせた設計となっています。
具体的にはGLSLシェーダを用いたレンダリングですが、これだけだと些か面倒くさいところもあるので、もう一段階ラッパしており、従来の固定機能みたいな使いかたもできます。
単純な図形や、カメラ・ライトなどをシーングラフとして持つこともできるため、非常に扱いやすくなっています。

将来的(Qt5以降?)では、標準のものとして統合されるでしょうが、現段階(Qt4.7)ではQtLabの方にあるので、自分でインストールする必要があります。
今回は、このインストール方法を簡単に紹介します。

ソースコードの入手

ソースコードはQtLabのgitリポジトリに存在していますため、WindowsならばTortoiseGitなどの環境を構築しておいてください。
あらかじめインストールしていたQtのディレクトリ(例えば、C:\Qt4.7)以下にディレクトリ(ここではqt-labs)を作成し、そこにqt3dのソースコードをcloneします。
gitリポジトリのURLは「git://gitorious.org/qt-labs/qt3d.git」です。

インストール

ソースコードのビルドは、Qt本体と同じように行います。
VisualStudioのプロンプトを開き、ソースコードを取得したディレクトリ(C:\Qt4.7\qt-labs\qt3d)に移動します。
そして、以下のコマンドによりビルド・インストールが行えます。
なお、qmake.exeへのパスは事前に通しておいてください。

qmake.exe
nmake
nmake install

これによって、元のQtのディレクトリ以下にQt/3D関連のヘッダファイルやライブラリがインストールされます。

.proファイルの設定

Qt/3D関連の機能を使う際には、対応したライブラリをリンクする必要があります。
公式ドキュメントでは「CONFIG+=system_3ds」とすれば良さそうですが、これだと上手くいかなかったため、以下のように直接ライブラリをリンクするように指定しました。

LIBS += -lQt3D

実際に3Dオブジェクトをレンダリングするためには、QGLViewなどを使っていけば良いのですが、今回は割愛します。
サンプル・チュートリアルを一通り見れば、大体は分かるかと思います。
Qt名古屋勉強会では、ここらへんの話を発表する予定です。

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